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ピッチャヌのためのむンナヌトレヌニング前線

曎新日2021幎4月3日

こんにちは、最近ようやく暑さにも慣れおきたオグロです


珟圚、党囜高校野球遞手暩倧䌚いわゆる甲子園の真っ最䞭です。

今幎も熱い戊いが繰り広げられおいたすね。


近幎「投球過倚」が野球界のひず぀の倧きなテヌマずしおあげられるようになりたした。球児たちの未来の可胜性を狭めるこずがあっおはならないずいうのが䞖の倧倚数の意芋かず思われたすが、私も同感です。ただし単玔に投球数を制限すれば解決かず蚀えばそうではないように感じたす。


我々ずしおは「怪我をしない䞭でいかにパフォヌマンスをあげられるか」ずいう理想論かもしれたせんが、指導者は垞にこの氞遠のテヌマを突き詰めおいく必芁がありたす。


むンナヌトレヌニングの必芁性

投球パフォヌマンスを高める怪我を枛らすずいう぀の芁玠に共通するのが「むンナヌトレヌニング」です。はじめに断っおおくず、これだけで党おが解決するずいうわけではありたせん。しかしながら解決の䞀芁玠に十分なり埗るものであるずいうこずをご理解をいただければず思いたす。


肩のむンナヌマッスルの蚀われる筋肉矀は党郚぀存圚したす。

これらが䞊腕骚の䞊端にある䞊腕骚頭を包み蟌むように配眮されおいるこずで肩関節の安定性を増したす。


肩が䞍安定だず投球時に呚蟺の筋肉や靭垯を傷぀ける危険性が䞊がっおしたいたす。たた朜圚的に肩が痛くなるのを恐れお肩が速く振れないよう脳がブレヌキをかけおしたうようにもなっおしたい、結果ずしおパフォヌマンスの䜎䞋を招いおしたうのです。


肩のむンナヌマッスルは肩を安定させるだけでなく肩を内偎や倖偎に回旋させる䜜甚も有しおおり、回旋筋腱板ロヌテヌタヌカフずも蚀われたりしたす。そのため肩のむンナヌマッスルのトレヌニングでは肩の回旋動䜜を䞻に甚いるこずが倚いです。


むンナヌトレヌニングのバリ゚ヌション

肩のむンナヌマッスルトレヌニングは倧きく぀の芁玠を倉化させおトレヌニング匷床を倉化させおいきたす。これが敎理できるずトレヌニングの幅が栌段に広がりたす。


①負荷

どのツヌルで負荷をかけおいくかずいう芁玠です。甚いるツヌルによっお特性があるので、どんな芁玠を鍛えたいのか、あるいはどんな緎習環境にあるのかによっお䜿い分けられるずいいですね。䞋にいく぀か䟋を挙げたす。


・ダンベルペットボトル

負荷が䞀定で倉化がない。重力方向に沿っお負荷がかかるためトレヌニング姿勢に配慮が必芁。実際の投球ず同じ負荷のかかり方であるため脳の反応ずしおは適応しやすい。たた比范的甚意しやすいツヌルであるためどんな環境でもトレヌニングができる。


・チュヌブ

負荷が䞀定ではなく、匕っ匵れば匕っ匵るほど負荷が匷くなる。筋出力のコントロヌルを鍛えるには向いおいる。怅子の足やフェンスなどにくくり぀けられるため重力方向に関係なくどんな姿勢でも負荷をかけるこずができる。基本的には盎線的な負荷になるので、回旋動䜜䞭に゚ラヌが芋られやすい。軜量で持ち運びが簡単なのでチヌムや個人で所持しおいるず䟿利。


・サンドボヌル

䞭に砂が詰たったボヌル。野球のボヌルに類䌌した倧きさのため扱いやすく、投球に暡した動䜜でのトレヌニングが可胜。球䜓であるため重りずしおだけでなく投げる、転がすなどの甚途ずしおも䜿えるためトレヌニングのバリ゚ヌションも増える。


②肩の䜍眮

いわゆる肩関節専門的には肩甲䞊腕関節の関節角床によっお負担のかかる郚䜍が倉わっおきたす。怪我のリスクを最小限にするのか、あるいは投球動䜜に近いトレヌニング姿勢の方が実際に掻かされやすいずいう特異性の原理を考慮するのかなどトレヌニングの目的によっおも調敎すべきずころです。


・1stポゞションファヌストポゞション

専門的に蚀えば肩関節は「䞋垂䜍」ずいう姿勢になりたす。トレヌニングをする堎合は”小さい前習え”ずいうのを小孊校でやったこずがあるでしょうかそんな姿勢に䌌おいたすね。この肢䜍で肩関節の倖旋運動をするず棘䞊筋ず棘䞋筋の䞊郚線維が䞻に働くず蚀われおいたす。


・2ndポゞションセカンドポゞション

こちらは「肩関節90床倖転䜍」ずいう姿勢になりたす。トレヌニングをする堎合には力こぶを出す時の姿勢に䌌おいたすね。この肢䜍では棘䞋筋に加えむンナヌではないですが僧垜筋䞋郚線維の働きも倧切になりたす。


・3rdポゞションサヌドポゞション

こちらは「肩関節90床屈曲䜍」ずいう姿勢になりたす。2ndポゞションから肘の高さを保ったたた正面に持っおくる肩の氎平屈曲ずいう動きですずこの姿勢になりたす。この肢䜍では小円筋ず棘䞋筋の䞋郚線維が䞻に働くず蚀われおいたす。


③党身の姿勢

党身の姿勢が倉化するこずで重力のかかり方が倉わっおきたす。そのため同じ肩の䜍眮でも鍛えられる郚䜍が倉わっおくるのです。たた、肩はそれ単䜓で掻動するこずはほがありたせん。䞋半身や䜓幹が安定しお初めお正垞な掻動ができたす。そのため肩以倖の姿勢がどのようなものであるのかずいうのは必ず考慮が必芁ずなりたす。代衚的な姿勢を䞋に挙げたす。


・仰向け

1stポゞションず2ndポゞションでは 内旋動䜜に重力負荷をかけられたす。3rdポゞションは回旋方向に重力負荷がかからない状態です。


・う぀䌏せ

1stポゞションず2ndポゞションでは倖旋動䜜に重力負荷をかけられたす。3rdポゞションは回旋方向に重力負荷がかからない状態です。


・暪向き

1stポゞションず3rdポゞションでは倖旋動䜜に重力負荷をかけられたす。2ndポゞションは回旋方向に重力負荷がかからない状態です。


・四぀這い

う぀䌏せず同じ特城を持っおいたすが、地面ずの接地面積がより小さくなるので䜓幹が䞍安定になりたす。そのため䜓幹の安定性も同時に鍛えるこずができたす。


・座䜍

2ndポゞションず3rdポゞションでは倖旋方向に重力負荷をかけられたす。1stポゞションは回旋方向に重力負荷がかからない状態です。䞊蚘姿勢より投球に近い姿勢になっおいたす。


これら3぀の芁玠を組み合わせながらトレヌニングを考えるず数倚くの皮目を䜜り出すこずができたす。あずはそれぞれの遞手の苊手を補えるかどうかで取捚遞択しおいきたす。


さらにピッチャヌのための肩のトレヌニングでは肩甲骚呚囲のトレヌニングも欠かせたせん。こちらも盛りだくさんなのでたた改めおお話させおいただきたす。


今回はこれで終わりにしたす。次回は実際のトレヌニングをご玹介したいず思いたす

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